Eternal Love 小説置き場☆

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zoom RSS Prisoner of Love

<<   作成日時 : 2010/11/19 21:59   >>

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※衛さん登場しません。完全に、はる→うさです(・・;)
 それでも良い方は以下をどうぞ☆ 







目が覚め、ぼんやりした視界に写ったのは――

「はるかさん...」

「...うさぎ」

自分を心配そうに覗き込む彼女

目が赤く腫れている
ずっと泣いていたんだろうか
その瞳は涙で濡れていた


「はるかさん...大丈夫?」
「ああ...大丈夫だよ」


白い天井に白いベッド
消毒液の匂い
自分の腕に刺されている点滴の針を見て、自分が病院にいるんだと気づいた


軽く体を起こそうとしてみたら体に激痛が走る

彼女が慌てて、無理しないでって言ったけど、それを制してベッドの背に背中を預けた

心配させまいと何ともないように見せたつもりだったけれど、歪んだ彼女の表情を見て、それが無意味だったと悟った


彼女が静かに問う


「...どうしてあんなことしたの?」



「"あんなこと"じゃないよ」



目が覚める前の最後の記憶――

久々に現れた強敵だった
いつものように皆で応戦していたのだが、突然敵の攻撃が彼女に向けられた


気が付いたら、考えるよりも先に体が動いていた


必死に彼女の盾となり飛び込んで、代わりに攻撃を受けた

意識が無くなる前に一撃を食らわして、敵が消滅したのに安堵したところまでは覚えている



彼女にもし何かあったら...


それだけで気が狂ってしまいそうで、耐えられなかった


ただそれだけだ



「うさぎが気に病むことじゃないから大丈夫だよ。
プリンセスをお守りすることがウラヌスとしての使命なんだ。その為だったらこの命なんて惜しくな...」


「大丈夫じゃないよ!!」


彼女が声を荒げて叫んだ



「はるかさん、3日間も目が覚めなかったんだよ!!下手したら死んじゃったかもしれないんだよ!!」

「うさ...」

「ねぇ、『使命』って何!?『命が惜しくない』ってどうして言うの!?
はるかさんの命ははるかさんのものじゃない!!」


ああ...泣かせたくなどなかったのに...
もう手遅れだ
潤んでいた彼女の瞳から大粒の涙が止めどなく溢れ出した


「はるかさんが傷ついて、私だけ助かっても、そんなのちっとも嬉しくないよ...」

彼女が弱々しく寝着の裾を掴んできた
俯いたために流れ落ちた涙が、ベッドに染みをつくる


「はるかさん、ごめんね...私、もっと、もっと強くなるから...私がみんなを守れるように強くなるから...

だから、『プリンセスのため』じゃなくて...もっと自分のために...自分の『幸せ』のこと考えて...私なんかに囚われないで...
みんなが幸せじゃなきゃやだよ...」


そこまで言うと、声をしゃくりあげて彼女はとうとう号泣してしまった



ああ...彼女はどうしてこんなにも優しいのだろう...



人の痛みを自分の痛みとして捉え、自分よりも、周りの人々すべての幸せを願う

たとえ、その心と体が傷ついても、それが自分の幸せだと言わんばかりに



その優しさが心に染み渡ると同時に、胸が締め付けられる



ねえ、泣かないで

優しくなんかしないで


自分のために涙を流してくれているその綺麗な瞳を見ると


貴女を守るためにただ側にいる

ただそれだけで良いのに...



愛されたいと願ってしまう


貴女がほしいと望んでしまう



どうか私から、誇りと使命を奪ってしまわないで


貴女は私の幸せを願うと言うけれど、きっとこの想いを告げれば、貴女は困ってしまう


貴女は優しい人だから...


貴女の傷ついた表情なんて見たくない
貴女にはいつだって笑ってほしいんだ



そのためだったら何でもしてやる


貴女の幸せのためなら何もいらない


この命など惜しくとも何ともない――それが私の幸せで、私の愛し方


泣きじゃくる彼女の頬に伝う涙を拭ってやることも、抱き寄せてやることもできず、
行き場のない感情を掻き消すように、ベッドのシーツを強く握りしめた




※※※※※※※※※※※
あとがき

久々小説第二弾
なのに、まもうさじゃなくてすみません

実は今回、書かせて頂いたこのお話
最初はまもうさで考えてたんです

でも段々、何か思いっきり一方通行なのを書きたいっ!!て思ってきて
はる→うさにしようって!!路線変更しちゃいました


今回のお話は、

はるかさんはうさぎちゃんのためなら本当に命投げ出しそう
たとえどんなに好きでも自分の想いを言わなさそう

っていう私のはるかさんイメージと


自分を守ることを第一に考え、その人生のすべてを捧げようとしている、はるかさんをはじめとした守護戦士達に対して、申し訳なさだったり、「もっと自分自身の幸せだったり、人生を歩んでほしいのに」みたいな葛藤があったりするんじゃないか

っていう私のうさぎちゃんに対する勝手なイメージを組み合わせて笑

書かせて頂きました


お互いに自己犠牲もいとわない程、想い合っているけど

その愛情の中身は
はるかさんは愛しい想い人のためで、うさぎちゃんは大切な仲間としてで

決して交わることないすれ違いな想いが表現できてたらいいな…できてんのか??

って感じです笑


次こそはまもうさで、かつラブラブな小説を書けるようにがんばります

ではではまたぁ
ここあでした

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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは^^お久しぶりですーー!!
明けましておめでとうございますvv
小説読みました〜〜↑↑
素敵な内容ありがとうございます>▽<
久々に小説で泣きそうになりました(感涙
まもうさも好きだけど、こういう話も好きなんです〜

ここあさんの小説が読めてとっても嬉しかったです↑↑
また楽しみにしていますねっ☆☆
それでは^^
今後とも宜しくお願い致します♪♪
また伺いますねvvv
ひめり
2011/01/09 13:24

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